盆提灯とは?
盆提灯(ぼんちょうちん)は、お盆の時期に飾られる提灯のことです。お盆の際、先祖の霊を迎えるために灯します。また特に初めてお盆を迎える故人様に対しては「白紋天」と呼ばれる提灯を用意します。白紋天は柄の入っていない白い吊り下げ型の盆提灯を指します。白紋天は故人様お一人につき一つを用意して飾り、初盆が終わったら使いまわしはせずに処分するのが基本です。
いつ飾るのですか?
13日の夕方からが一般的とされますが、早めにお参りにいらっしゃる方もおられると思いますので盆棚と同様お盆が始まる数日前が良いでしょう。(7月盆なら7/11~12あたり、8月盆なら8/11~12あたり)
いつ片付けるのですか?
盆提灯を片付けるのは、お盆が終わる16日の夜か、または17日の朝です。お盆の期間が終わると、先祖の霊が帰っていくとされるため、その時に提灯を片付けます。
いくつ用意したらいいですか?
用意する数に決まりはありません。但し、初めてお盆を迎える故人様に対しては柄の入っていない「白紋天」と呼ばれる提灯を用意します。白紋天は柄の入っていない白い吊り下げ型の盆提灯で、初盆の時だけ使用します。お盆が終わったら寺社等でお焚き上げをしていただいて処分します。
また最近では少なくなりましたが、初盆を迎えた葬家に盆提灯を贈るという習わしもあります。但し住宅事情などもありますので、提灯を贈る場合には相手方に相談をする方が良いでしょう。
どこに飾るのですか?
盆提灯はお仏壇や盆棚の周辺に飾ります。新盆用の白紋天は軒先や玄関口、スペース等の関係でそれが難しければ、仏壇や盆棚の近くあるいは窓辺に飾ります。
盆提灯はいつからいつまで灯すのですか?
盆提灯は通常夕方、陽が落ちる少し前から点灯します。基本的には家の方が就寝する辺りで消しますが、地域の習わしやご遺族の御意向によっては夜通しつける所もあるようです。
現在の盆提灯は電球を使ったものが主流ですので長い時間点灯してもさほど心配はいりませんが、電球が熱を持ったり、小さなお子さんがいらっしゃるお家では提灯が転倒するといったことも考えられますので、適宜消した方が良いでしょう。
お盆の準備をお考えの方は、そうしんホールへご相談下さい。そうしんホール青梅4Fショップでは、お盆飾りのセット・初盆用の白紋天提灯、盆灯籠、迎え火用の焙烙皿(ほうろくざら)等、お盆に必要な用品を各種取り揃えております。また新盆供養のための返礼品も承っております。どうぞお気軽にご来館下さい。(お盆用品の展示は毎年6月上旬頃から8月の下旬頃まで行っております)